そういえば、2014年の師走、大阪に訪れた。
ここは、「新世界」というところらしい。
第二次世界大戦前のこと。
1903年に開かれた第五回内国勧業博覧会の跡地をベースに「大都市の
ふさわしい模範的娯楽場を」と、パリとニューヨークを足して2で割っ
た街を目指し、エッフェル塔と凱旋門を組み合わせたような旧・通天
閣とルナパークという遊園地の周りに、歓楽街ができあがり、その街
一帯を「新世界」とよんだ。
その後ルナパークは経営難で廃業、旧・通天閣は火災で破損し、戦中
の鉄供出令によって解体され、さらには大阪空襲によって「新世界」
もまた、焼け野原となってしまった。
しかし、戦後の復興とともに闇市から繁華街へと再興し、二代目通天
閣が建設され、再び新世界は浪速の繁華街に舞い戻ったそうだ。
「パリとニューヨークを足して2で割る」という発想が、、、面白い。
どんだけ足しても、なんで割っても
結局、戻るところは、「自分自身」。
だったら、足す必要も、割る必要もないのか。
そういうわけではない。
足してみて、割ってみて、かけてみて、引いてみて、
それでも変わらない「自分」を見つけた時に
きっと、その人は自分に命を与えられる。
それは、永遠の命だ。
命を手に入れて広がる世界
それが「新世界」なのかもしれない。

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