その奥にある青い淡い光に
僕はいつも惑わされるんだ。
近くにあるようでなんにもないそれを
必死になって守ろうとして
長い坂道をどちらに歩こうかとしゃがみ込む。
もういいよと言ってほしいし
まぁだだよと唄ってほしい。
その中にある柔らかくて冷たい光に
僕はいつも吸い込まれるんだ。
その中に居る僕はいつも情けなくて
でも僕以外のものが愛おしく見えるその世界は
意外と心地良くて
いつまでも居座ってしまうんだ。
まだいるの?と言ってほしい。
合い言葉を教えて欲しい。
けむりの匂いに眠気を感じても
眠れない僕の心は
きっとこれからも同じように
君に捕らわれっぱなしなのだろうけど
それでも僕は君の光に踊らされて
近づいては遠ざかる僕の影を笑っている君と一緒に
どこまでも生きていきたいと思うんだよ。

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