明らかに嫌がっている様子で写ってるのがミーコ。
明らかに嫌がらせをしているのが幼いころの私。笑
ごめんなさい。
ミーコは実は雄猫。
生後、何ヶ月かで、うちにやって来て、一週間ほど家族で名前を何にするか悩んでいるうちに、ばあちゃんが勝手に「ミーコ」と呼び、結局そのまま、「ミーコ」になってしまった。
当の本人は、「ミーコ」と呼んでも、尻尾をふってやってくるので、そんなに気にしていない様子。
とても優しい猫で、私が布団の中でこそこそ泣いていたりすると、必ず、来て「にゃー」と言って、私の顔を(まずそうに)ぺろぺろなめ回してくれた。
精神的にも、私は完全にミーコになめられており、私がこたつに足を入れると、かならず、噛んできた。
こたつに足を入れる前に、ミーコの位置を確認して、別のところに足をいれるのに、わざわざ移動して噛んでくる。
意味不明だ。
私がトイレに入ると、ミーコは柱の陰に隠れて待ち構え、私がドアを開けて出てくると、思いっきり私に体当たりしてくる。
さらに意味不明だ。
夕食が魚の日は、私の横に座り、私が魚の身を口に運ぼうとすると、猫パンチで、ゲット。
おーい。
そんなミーコは私の心の拠りどころで、ミーコは随分前に天国にいってしまったけど、いつまでも私のこころの中に住んでいる。(ことにしている。)
この前、気がついたのだが、私が好きな色は、ベージュと淡い碧。ミーコの色だ。
いつの間にやら、洋服やら、小物やら、その色ばかりになっていた。
完全に乗っ取られている。
そして乗っ取られてもいいなと思う。ミーコといつまでもいられるのなら。
ミーコへ
こころの中にいるってわかってても、逢いたくなります。
逢えないってわかっているけど、逢いたくなります。
もし、生まれ変わって私に出逢うことがあったら、わかるかたちで現れてください。
でも、体当たりとかは、びっくりするからやめてください。
私が天国に行くときは、ぜったい迎えに来てね。
麻衣子