朝一番、好きなノートと好きな万年筆で文字を書くこと。
私の大切にしたい時間。

日記をつけるのは小さい時から苦手で続かなかったけど、なぜか読んでいる本を書き写すのは、もう20年ほど続いてる。

本を読んでいて、自分に大切だなとおもったところとか、こころに残った文章とかを、ひたすら書き写す。そうすると心が落ち着く。

ノートが一冊終わる頃にはそれが、自分が自分に宛てた手記のような感じになって、宝物になる。
人の言葉なんだけど、自分の文字で書かれていると自分の言葉のような錯覚を覚える。

自分の心が揺れた時、なんか力が出ない時、それを読み返す。
そういう時って、本を開くのは億劫になるけど、不思議と自分の文字は読みやすい。

特に大切な部分は赤文字で書いたりしてペンを色分けしていると、その部分が目に飛び込んで来て、「あ、そうだった。そうだった。」と気持ちが緩んでいく。

「自分の文字」って世界で一番、自分と馴染みやすい。
ある意味、幼なじみみたいな関係だなと思う。

毎日の幼なじみと過ごすこの時間を大切にしたいなと思う。

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