初めて自分のお小遣いで買ったCDアルバムが、スピッツのハチミツというアルバムと、かぐや姫の「全曲集」というアルバムでした。
当時12歳、CDショップで、何を購入するか、ものすごく、ものすごく悩んだあげく、この2枚を選びました。
我ながら、しぶい選択だと思います。笑
中学3年間はこの二枚のCDを本当に何度も何度も、もし、カセットテープだったら、伸びきって、誰の声かもわからなくなってたかもしれないほどに、聞き倒しました。
高校に入ってからは、親切なお友達が、わたし用に楽曲をセレクトしてカセットテープを作ってくれて、いろいろな曲と出会い、スピッツとかぐや姫の狭い世界から、連れ出してくれました。
それからもスピッツが好きで聞いてはいましたが、二分の一の世界から、何百分の一になったような、、まあ、それは言い過ぎだけど、たくさんの中のひとつという感じで聞くようになりました。
それが、ある人との出会いで、また、もう一度、高密度のスピッツの世界に引き戻されることになります。笑
27歳かな。。好きになった人がスピッツ大好き人間でした。
「スピッツ好き」が身体から漏れ出したような人でした。笑
その頃の私は、精神的にぐっちゃぐちゃで、たくさん彼を困らせました。困らせながらも、彼とお付き合いした期間は、音楽に一番近い生活をしていて、本当に楽しかったなと、振り返ると思います。
一緒に、ROCK IN JAPAN FESTIVALにいって、生スピッツを見たときの感動は忘れられない。。
一度きりだけど、ドラムやギター、キーボードがひけるひとを仲間うちでかき集めて、スタジオを借り切って、彼はベース、私はボーカルで、一緒にスピッツの曲も練習したりして。
わたしが今まで体験したことのない、体験したかった世界に連れ出してくれました。
気がつくとわたしは、もっと、スピッツのことが大好きになってました。
結局、わたしは精神的に破綻してしまって、彼とお付き合いを続けることはできなかったけど、あのときに一緒にめいいっぱい生きてくれたこと、感謝でいっぱいです。
と、こんなことを書いてしまったのは、ついこの間、彼から十数年ぶりかに連絡があって、それも、「今、youtubeでスピッツのライブが見れられるから見てみて」って、いう連絡で、まったく彼らしいメールなわけですが、そういう流れで、彼との出会いも「大切にしたいこと」に書いておきたいなと思ったわけでした。
彼は自分の夢に向かって相変わらず、今を精一杯生きているそうです。
私はどうかな。やりたいこと、やれているかな。
今はあのころの自分より、ずっと器用に生きていられているけど、あのころの自分がなりたかった自分になれてるかな。
今、わたし、久しぶりに立ち止まってます。
ありがとう。
※スピッツさんの写真、どこからか、引っ張ってきました。勝手に掲載してごめんなさい。。