私たちはいつだって世界を切り取っている。
それはとても当たり前すぎて、実は気がついていないことなのかもしれない。
全体を捉えているようで、私たちは捉えられるはずのない世界で生きているのだ。
その切り取られた世界をさらに切り取ること。
私にとってはとても大切なことだ。
なぜなら、世界は切り取られながらも、切り取られていない世界が存在することを知ることが出来るからだ。
それは、私がいるようでいない、つかの間の平安を感じる瞬間である。
切り取ることでしか繋ぐことができない光を、私はこれからも大切にして生きていきたい。
