私は宿泊型のワークショップでは、その期間、滞在中のみなさんのお食事づくりを任されています。
だいたい12人から16人までのお食事を作るわけですが、もともとお料理が得意なわけでもなく、好きというわけでもないので、いつまでたっても格好良くできません。
「このくらいの塩加減でいいんだろうか、、」
「このくらいの量でいいんだろうか、、」
「一番ベストな火加減はどのくらいなのだろうか、、、」
「この味は好みだろうか、、」
「みんなの胃の調子に合ってるだろうか、、」
「こんなペースで時間までに間に合うのだろうか!!」
などなど、毎回、人数も変わるし、参加される方も違うし、召し上がる量も違うので、わたしはお料理中、ものすごく迷い、困ります。
そんな時、わたしはいつも、神さまにお願いします。
神さまというと、あやしげですが、まあ、あやしいのですが、いわゆる人智を超えている存在に、仏様でもいいし、宇宙でもいいし、とにかく大きな存在に、なりふり構わず、お願いします。
「わたしにはわかりません!!!教えてください!」
そして、あとは身体に動きに任せるわけです。
もうあとはあまり考えないようにして、身体の感覚を信じて作ります。
そうすると不思議となんとな〜く手が止まったり、逆に動いたりするわけです。
そして、それがまた、結果、丁度よかったりするわけです。
わたしは、自分の味覚も技量もいつまでたってもまったく自信がありませんが、神様が助けてくれるという自信はお陰さまで持てるようになりました。
わたしという人間はちっぽけですが、助けてくれる神様がいるので大丈夫という安心感は、わたしが何者にならなくても存在していていいというこの上ない愛を感じる瞬間です。
お料理の時だけでなく、わたしは迷った時にはなんでも神頼みしています。
遠慮しません。ノンジャンル、超万能の神さまにわからないこと、迷っていること、困っていることがあれば、まず、神頼み。
そして、考えずにあとは動く。
そんなわたしの生き方をこれからも大切にしていきます。