柔らかな音も
ぼくには届かなくて
ちいさな光も
ぼくには響かなくて
ただ、静けさだけが、身体に染みこんでいく
指を差せば
向こう側へいけるのに
ぼくは手のひらをひらひらと泳がせてなぞるだけ。
指からこぼれる綿毛にふれて
ぼくのこころは埋もれてく。

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