作品

流れてなんかないんだよ。 流れているように見えるだけで。 とまっているわけではないんだよ。 とまって見えるだけで。 なにもないんだよ。 結局のところは。 だけど、あるんだよ。 も […]

時には意味を追求しないのもいい

存在しているもので 存在してはいけないものなど 何一つない

逆らう声 君に似合う空 光を追い、光に追われ あってはならぬ場所に帰り着く 震える身体も 落ちる夢も 目にうつるそのすべても あの鳥の声と同じ魂のかけら 愛おしく水面にふれる緑の […]

小さな鼓動が聞こえる。 まだ、それは生きていたのだ。 なにかを守るためには、なにかを犠牲にしなければならないと信じていた。 どちらともが生き残る世界などあるわけがないと。 そうや […]

天国を舞う鳥は 私のこころの中に住んでおります 真っ白な鳥なのですが こころの色が移って 色とりどりの羽根を持った鳥にみえるのでございます それはそれは見事な美しさなのでございま […]

すべてに愛を込める タイピングする時に ドアを開け閉めする時に 食器やお箸を並べる時に 人の話を聞くときに 文字を書く時に 封筒を開ける時に 受話器を置く時に 引出を閉める時に […]

一枚一枚はがしていくと 何が見える？ そこで見えたものと話をすると 何が聞こえる？ そこで聞こえたことを譜面に記して きみの手の中にそっと放つと オレンジ色の太陽が見える。 そこ […]

昨日、ひさしぶりにいっぱい泣いた。 恥ずかしかったから、声は出さなかったけど、 こっそり、いっぱい泣いた。 こどもみたいに泣いた。 私がまだこどもだったことに安心した。 「よしよ […]

ソラガアオクミエルノモ ハッパガミドリニミエルノモ アノカオルハナガキイロノイロヲシテイルノモ オツキサマガミチヲテラシテクレルノモ キミノエガオヲミルコトガデキルノモ アタリマ […]