わたしはこの世は嘘でありふれた美しい世界だと思っています。
その中に真実を見つけようとしようとしたり、本物だけを追求しようとすると、きっと、その美しさに気づかないまま通り過ぎてしまうことになるのではないかと思います。
「ありのまま」を愛するということは、「うそのまま」愛するということだと思うのです。
何が正しいのかとか、真意はなんなのかとか探ったり、真実をあばこうと必死になったりしなくてもいいのです。
目の前のものや人が、正しかろうと、間違っていようと、作り笑いをしてようと、嘘泣きをしてようと、「ありのまま」それでいいよと、居場所を与えるだけでいいのです。
この世は嘘でありふれた完璧な世界なのだから。
そのままでいいのです。