まず、並べること。
混乱したときにやること。これに限ります。
これ、お仕事のことでも、家の整理のことでも、気持ちのことでも、ちょっとぐちゃぐちゃしてたり、パンパンになったりしてきたなと感じたら、まず、しまったものや溢れているものを並べます。
見えている散らかっているものをやみくもに片付けない。
とにかく、しまっているものを一回出す。
これ、意外とみんなやらないんですけどわたしはとても大事だなと思います。
人って、お部屋が散らかるときや、抱えているお仕事がいっぱいいっぱいに感じるときって、過去にとりあえずとしまったものに心が影響されていることがあるのかなと感じてます。
やんなきゃいけないなと思ってたけど、その時は忙しくて対応できなかったことや、面倒くさくてとりあえず後でやろうと保留にしておいたものとか、、実はそういうものが、今の仕事に影響している。
ほんとは今すぐに簡単に対応できることでも、保留していることがあると無意識で、「いや、今、キャパないです」とできないと判断してしまったり、本当はずっとやりたいと思っていたことすらも自分にはできないと先送りにしてしまう。
いろんなことを先送りにしているうちに、もうとりあえずしまう場所もなくなって、どんどん、お部屋には片付けられないもので溢れてきたり、やるべき仕事に追われている気持ちになって、生きる心地がしなくなるなんてこともあるんじゃないかなと思います。
そういうときは、しまっているものも、目の前に散らかっているものも、とにかく並べる。
並べ方にもコツがあって、ただ、並べるだけではだめで、種類にわけて並べます。
あまり複雑にならない程度のカテゴリー分け。
猫なら動物。
人参なら野菜。
りんごなら果物。
みたいな感じで、ざっくりとしたカテゴリーに分けて、平面に並べるんです。
並べるときは、これはどのカテゴリーだろうとか迷わないで、ぽいぽい決めたカテゴリーごとに並べていく。
あとで、あ、違うなと思ったらカテゴリーを移動したらいい。
「カテゴリー別に並べる」という作業だけで、目の前に物が出ていて片付いてなかったとしても、意外と安心するものです。
これ、脳みそをいい意味でだましてるんですよね。
保留にしてたものにとりあえず着手したぞと、やる気スイッチが入ります。
なので、とにかく、すべて目の前に出して、並べるという作業はなんにおいても役に立ちます。
で、一つづつ、片付けていく。時間がかかると思ってたこともやってみたら意外と早く終わることがたくさんあって、思っていたよりも簡単に済んだりするというのが私のこれまでの経験です。
ということで、今、目の前のことでいっぱいいっぱいになっている方はぜひこの方法をためしてみてほしいなとおもいます。
意外と自分にはスペースがあるということがきっとわかるから。